2018年8月3日金曜日

空想を楽しんで描く


東海道五十三次を描いた歌川広重。

19世紀後半、ジャポニスムの流行を生んだ要因のひとつともされ、大胆な構図と藍色の美しさで日本のみならず欧米でも高く評価されました。

これを模写しようと思いましたが、ただ単に模写するだけでは面白くありません。
ふと京都の太秦撮影所を思い出し、セットの中で時代劇を演じる役者さんと見学する人々の異次元が混在した場面を想像しながら、輪郭線はグラフィックペンで、彩色は色鉛筆で描いてみました。 

私たちの子供の頃は、東映のチャンバラ映画を見ると興奮し、スクリーンに向かって正義の味方を応援しながら拍手や歓声で包まれていた情景も思い出されます。


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